大沢の家
 
用途 : 専用住宅
種別 : 新築
構造 : 木造2階建
敷地 : 130.0㎡
延床 : 93.3㎡
竣工 : 2019年12月
 
施工   : 河端建設株式会社
構造設計 : 羽田野構造設計室
植栽   : en 景観設計株式会社
撮影   : 新 良太
 
 
都内でありつつ、緩やかに流れる川に面して建つ、のどかな住宅です。川を眺めれば水鳥たちが泳ぎ、一日中見ていても飽きることがありません。土地探しの段階からご相談頂き、当時はリノベーションか新築かも迷っておられましたが、川沿いにある桜の木に一目惚れ、この敷地に出会ってとんとんと話が進みました。
 
前面道路が南側にあり、道路に対してどう開くか、北側にある川と桜に対してどう開くかを大切に考えました。一番は桜の木のある景色をいかに取り入れ、楽しむかということでした。北側にある川に対して大きな窓を開けて借景と安定した光を取り入れ、南側にはバルコニーを設けてプライベートな空間としました。室内はゆったりとおおらかな空間になるよう、細かく区切らず、天井形状も工夫しています。暖房は建てもの全体で快適と過ごせるよう、床下を暖めることで全体を暖める方法を計画しました。
 
 

一緒に家づくりをした建主さんの声を頂きました。
 

 
Q 家づくりに望んでいたこと
A 家づくりをきっかけに、生活動線、子供や夫婦の暮らし、ライフスタイルについて、丁寧に考え直したかった思いがあります。
 
Q 他に検討したところ
A 建売や中古物件から始まり、リノベ業者、ハウスメーカーの展示場や見学会などいくつかまわりました。
単純な見た目の好みだけではなく、本質的なデザインについて相談できる相手を探していたように思います。
 
Q 菰田建築設計事務所を選んだ理由
A きっかけはSNSに流れてきた、太田窪の家のロードバイクが写った写真でした。
趣味の自転車から惹かれて調べ、実績やHPを拝見し、実際に会ってお話させていただいて、お願いしたいと思うようになりました。
 
Q 設計過程で共に家づくりをして感じたこと
A 進めていく上で感じたことですが、ご夫婦で設計に携わっていただいて、男性目線、女性目線、さらには母目線、父目線のアドバイスをいただけたのがよかったです。また、細かい疑問や、とりとめのない要望についても、ひとつひとつきちんと向き合って相談にのっていただけて、適切な落とし所を提案していただけました。
窮屈な思いをせずに、私達もやりきれたな、と感じられました。
 
Q 住んでみて思うこと
A 本当に素敵な家に仕上げていただいて、家で過ごす時間が楽しいです。大きな窓から見える景色から、四季を感じながら過ごしています。
もちろん住んでから気づくこともありますが、それも愛着を持って、どうクリアしていこうかな?と考えるのも、また楽しいです。